私はいつも、犬についてばかり考えているのですが、
(他のこともした方が良いよ!と言われるんですけど・・・)
それは人から見れば、本当におかしな人に思えるくらいだと分かってます。。。
でも、私にとって繁殖は、
やるならばとても真剣に取り組まなければいけない事。
だと思っているので、やっぱりいつも考えてます。
はじめたころは、とにもかくにも健康のこと。
今でも、もちろん大事と思っているし、それはpolicyにも明記しています。
それについては旧ブログの「遺伝病」もしくは「study」を再度お読みいただけばと思います。
次はドッグショーで第3者の評価を得ること。参加して5年弱ですが、8頭のショーチャンピオンを完成し、
またハンドリングセミナーで勉強することで、理解を深めてきました。
GRTAにも参加し成果を収めています。
その理由は、この子たちが作られた歴史・意義にリスペクトをはらう意味があり、
さらにそれを後世に残していきたいからです。
どれもこれも参加して、自分でハンドリングしているので大変なのですが、
それでもやるからには!と思って頑張ってます。
全ては「ゴールデンらしさ」を伝えるため。
題名の「環境と遺伝子」とは、
なぜ私がGRTAに参加しているのか、
そして犬を「育てる」ことの重要性
をお伝えできればと思います。
持っている遺伝子は超えられない。
最初からこれを書くと身も蓋もないのですが(笑)
だからこそ、純血種には血統が大事であり、ブリーダーはその血統をよく知っておくべきです。
ただ、持っている遺伝子の発現は環境で変わります。
そして持ってる遺伝子のほとんどが発現しておらず、どのように発現するかは環境に大きく左右されます。
それは、病気であったり、性格であったりします。
「でも、それは後天的だから遺伝しないでしょ?」
と思われるかもしれませんが、これがそうでもありません。
全てではありませんが、中には不可逆的に遺伝子に影響を及ぼし、遺伝していく形質もあるのです!
ほとんどが解明されていませんが、マウスや昆虫の実験では一部がわかっています。
たとえば、これをガンドッグにあてはめてみます。
才能を見極めた後の選択繁殖は、横に置いといて
同じ血統でも
トレーニングをせず、ガンドッグに関係する遺伝子発現の強化がされない子孫と、
トレーニングをして、遺伝子発現の強化がされてできた子孫。
やっぱり違うのではないかなぁ、と思います。
これはまたガンドッグだけでなく、色んな生育環境に当てはめることができると思っています。
血統は第一に大事なのですが生育環境も同じくらい大事ではないかと思います。
ですから生まれてから、お渡しするまでの2か月は、沢山の愛情を注ぎ、色んな音を聞かせ、できるだけ良い刺激を与え、物怖じしない自信のある子に育つように。
その後、私の時間、愛情、お金許す限り、すべてをかけて才能を開花させてやりたい。
ゴールデンという素晴らしい犬種を、ゴールデンらしく後世につなげていきたいと心から思うのです。
そして私の最初のブリーディングA-litterの子たち、Happy Birthday!
4歳になります♡
月日が経つのは本当に早いですね。もう4歳ですか。。。
今日は我が家のアルドラとスピカもごちそう食べようね!
コメントをお書きください